緊急受診の基準

夜間や休日などの間に急な体調不良になったとき、急いで受診する必要あるかどうかが気になることがあると思います。今現在はオンラインのAI機能などが答えてくれることもありますが、AIは間違えることがあります。全ての例について当てはまる基準はないですが、おおまかな基準について説明しますので、参考にしてください。

緊急受診の目安

意識障害がある:反応が鈍い
呼吸困難:呼吸のたびにゼーゼー音が鳴って、肩で息をしている(乳児の場合は哺乳力が大きく低下します)
顔色不良:唇が紫色
水分が全くとれない
けいれん:5分以上続くけいれんは救急車を呼びましょう
頭部打撲後の嘔吐・意識障害
ひどいケガがある
生後3ヶ月未満の発熱、脱水、繰り返す嘔吐、元気がなく便に血が混じるは、すぐに受診が必要です。

小児科学会が提供しているサイトも参考にしてみてください。症状を選択して、救急受診が必要かどうかも教えてくれます。
→小児科学会の「こどもの救急」サイトへ

40℃近い高熱がありますが大丈夫でしょうか? 

基本的には、「高熱だけ」は心配する必要はありません。高熱が出ている間は元気がなくなるかとは思いますが、水分がとれて意識状態が保てている間は緊急で受診する必要はありません。未受診の場合は、落ち着いて次の日に受診しましょう。また既に受診している場合は医師の指示に従いましょう。
 ただし、高熱だけでも気を付けなければならないときがあります。生後3か月未満の場合は緊急受診しましょう。そのほかは、上の緊急受診の目安に引っかからなければよほど大丈夫です。