痙攣(けいれん)は脳の異常な活動によって、体の全体もしくは一部が強直したり振動したりするような状態です。一般的な痙攣では、意識がなくなり、呼びかけに反応しませんが、稀に意識があるように見える痙攣も存在します。
子どもが痙攣しているときに注意すべきことがあります。まず第一に、安全を確保しましょう。不安定な場所で痙攣しているときは、布団の上や、平らな地面に安全に移動させましょう。次に、子どもをよく観察しましょう。目はどこを向いているか、痙攣しているのは左か右か両方か、呼びかけに反応はあるか、呼吸はどうか、顔色はどうかなどです。人手があればスマートフォンなどで動画を撮影しておくとよいでしょう。
子どもが痙攣したとき、基本的にはすぐに病院受診させてください。5分以上痙攣して止まらないときは、迷わずに救急車を呼びましょう。結果的に、病院に着いた時にはなんともなく、帰宅して様子見ということになるかもしれませんが、少しでも様子がおかしい場合は必ず救急受診しましょう。