頭痛

 頭痛はよくある訴えですが、いざ自分の子どもが頭が痛いというと、とても心配になります。とくに小さな子どもは自分の症状をうまく言えないため、心配になります。

 たまに頭痛がするといっていても、元気に遊んで忘れてしまうような頭痛は心配ないでしょう。1か月に数回くらいのペースで痛くはなっても、そのほかは全く症状がない場合も心配ないでしょう。

 頭痛で最もよくあるのは緊張型頭痛、片頭痛といった、機能性頭痛と言われるものです。これらは、寝不足やストレスで生じやすくなります。放っておいても脳に異常が出たり命に危険が及ぶことはありませんが、症状が強い場合や長い場合は痛み止めなどで対応する場合もあります。

こんな時は必ず医師に診察してもらいましょう

頭痛で最も怖いのは、脳卒中といって、脳の血管が詰まったり、脳出血を起こすことですが、子どもでは非常に珍しいです。それでも、突然急に頭を強く痛がって意識がおかしい場合は、必ず救急車を呼びましょう。

子どもでも注意しなければならないのは、脳腫瘍です。簡単に言うと、脳のガンです。ただし、これも非常に珍しいです。症状で注意するのは、朝の頭痛です。とくに嘔吐を伴う朝の頭痛が連日続くような場合は注意ですので、必ず医師に相談してください。