ケガで注意することは、骨折をしていないか、見えないところで出血をしていないかどうかです。頭を打った場合はとくに注意が必要です。心配であれば病院で診てもらいましょう。とくに意識状態がおかしい場合や何回も嘔吐している場合などには脳の出血が疑われるため、緊急で受診しましょう。
胸を強く打った場合、おなかを強く打った場合も、気胸や腹腔内出血などのリスクがあります。痛みが持続する場合などは無理せず受診しましょう。CT検査などが必要な場合は大きな病院を受診する必要があります。
ケガをしない子どもはいません。どんなに注意深い子でも、必ず大小さまざまなケガをします。ケガで注意することは、それが治療せずとも治るのか、治療が必要なのかを判断することと思います。切り傷や擦り傷などの軽い傷であれば、通常は放っておいて治ります。しかし、大きなケガでは、骨折や感染のリスクなどを考えなければなりません。当クリニックでは、軽い傷の処置はもちろんできますが、骨折を疑うべきケガや、大きな傷は処置することができません。そういった場合は、整形外科の先生に診てもらうべきです。