喘息(気管支喘息)は、空気の通り道である気管支が狭くなり、ゼーゼーまたはヒューヒューして呼吸が苦しくなる病気です。気管支喘息は、発作が出ていないときにも気管支が狭くなっています。したがって、風邪などで体調を崩すと、気管支がさらに収縮し、痰などの分泌物で気管支が狭くなり、呼吸が苦しくなってしまいます。
喘息の悪化要因
風邪を含めた感染症、ダニ(ハウスダスト)、イヌやネコなどのペットの毛、カビ、激しい運動、気候(台風などの気圧変動)など、様々な要因で喘息は悪化します。患者さんごとに発作を引き起こしている要因は異なるので、悪化要因を推定することは、長期管理をおこなう上で重要です。
緊急受診の目安
強い喘息発作のサインが出ているとき
・苦しくて → 遊べない、話せない、歩けない、眠れない
・顔色が悪い、意識がはっきりせずボーっとしている
・強い「ゼーゼー」がある、強く肩で呼吸している など
👉上記のような症状がある場合はすぐに小児科医に診てもらいましょう。