臨時休診について:7月10日,15日はお休みします。病児保育も同日お休みします。

アデノウイルス

 アデノウイルスは、咽頭扁桃炎だけでなく、胃腸炎や、時には肺炎なども起こすウイルスです。脳炎・脳症や心筋炎などの致命的な重症となる場合は非常に稀ですので、比較的安心して見ていられる感染症です。しかし、発熱期間が長くなりやすく、血液検査も悪くなりやすいので、ほかの悪い病気を合併していないかなどに気を配りながら、注意して経過観察しなければなりません。

治療について

 アデノウイルス感染症と診断された場合、通常は外来で発熱の経過を観察します。抗生剤は無効ですので、通常は投与しません。小さい子で高熱が続くと、食事摂取が不良となって入院が必要になることもあります。また、咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎のように、感染性の高い眼の病気を起こすこともあり、これらは出席停止になる病気なので、登園には医師の許可が必要となります。また、多くの保育園等では、咽頭結膜熱や流行性角結膜炎以外のアデノウイルス感染症においても、登園に際して登園許可証または医療機関発行の治癒証明書を必要とする場合がありますので、所属の園にお問い合わせください。

咽頭結膜熱(プール熱)

 発熱、結膜炎、咽頭炎を主症状とする疾患で、プール熱ともいわれますが、プールだけで感染するわけでありません。夏に多く、潜伏期間は 2日~14日です。眼の症状は、充血、痛み、涙の分泌の増加、まぶしがる、眼脂などがあります。臨床症状や、アデノウイルス抗原の迅速診断キットで診断します。抗生剤は無効で、有効な治療薬はありませんので、安静にして治るのを待ちます。
 *出席停止について:発熱、咽頭炎、結膜炎などの主要症状が消失した後 2 日を経過するまで出席停止となります。個々の登園登校の可否については、医師の指示に従ってください。

流行性角結膜炎

眼の角膜と結膜の炎症が合併する伝染病です。学校ではプール施設内で感染することが多いです。アデノウイルス 8 型が原因となることが多いようです。潜伏期間は2日~14日で、プール、タオルなどを介して接触感染します。眼瞼(まぶた)が腫れる、眼の異物感、めやになどが症状となります。有効な治療薬がないので、自然軽快するのを待ちます。しかし、角膜に傷があると視力障害が後遺症として残る可能性があるので、眼の異常を感じた場合には眼科を受診してください。
 *出席停止について:眼の症状が治ってからも感染力が残る場合があるので、医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止となります。