発熱
発熱は子どもの体調不良で最も心配になる症状と思います。たとえ元気にしていても、熱があるだけで心配になるものです。子どもの熱には注意が必要な場合もありますので、医師の診察を受けてください。
けいれん・ふるえ
わが子が痙攣(けいれん)しているのを見た時は、想像を超えた恐怖におそわれると思います。そういう場合こそ冷静に対応することが必要です。また、高熱時は身体が震えることもあり、一般的な痙攣と異なる状態であることもあります。心配な時は相談ください。
嘔吐
嘔吐の原因は様々です。胃腸炎が最も多いですが、腸重積や虫垂炎(いわゆる盲腸)であったり、脳炎・脳症、髄膜炎などの頭からくる症状であることもあり、注意が必要です。
腹痛
腹痛はよくある症状で、問題ない一時的なものを含めると、最も多い症状かもしれません。胃腸炎や便秘であることが多いですが、緊急疾患であることもあるため、何かおかしいと感じた時には必ず受診させましょう。ただ単に寂しくてお腹が痛いということもあります。
頭痛
頭が痛いと訴える子どもは少なくありません。そのほとんどが問題ない場合が多いですが、症状が悪化している場合や、頻度が増える、他の症状を伴う場合には注意が必要です。
せき・鼻水
咳と鼻水の原因はほとんどが風邪(かぜ)ですが、喘息や花粉症などのアレルギー症状であることもあります。発熱を伴う場合には、肺炎などにも注意しましょう。
皮膚の異常
アトピー性皮膚炎、とびひ、水ぼうそう、突発性発疹、水いぼ、みずむしなど、子どもの皮膚の異常には様々な原因があります。保湿剤や塗り薬だけで対応していても時間がかかる場合がありますが、きちんと原因を意識した治療が必要です。
誤飲(誤って物を飲み込んでしまった)
子どもはいろいろなものを口の中に入れます。それは、口が最も敏感な感覚器であるため、口で物を認識しようとしているからです。異物を飲み込んでしまった場合の対応は、飲み込んだものによって様々です。まずは小児科医による診察を受けましょう。
けが
子どもは怪我をすることが普通です。怪我のない子育ては困難ですし、怪我のない子育てはそれはそれで子どもの成長発達がかなり心配になります。それでも怪我をすると心配になります。消毒はしたほうが良いのか、保湿したほうがいいのかなど、相談ください。なお、当院では骨折が疑われるものや、皮膚を縫合しなければならないほどの傷に関しては対応できない場合があります。
おねしょ
おねしょ(夜尿)は、成長とともに治ることがほとんどです。しかし一部には病気の症状として夜尿となっている場合があります。また、病気でなくとも、本人にとっては重大な悩み事であることもあります。
おねしょの診療👆
食欲低下、体重が増えない
子どもは、よく食べて、よく動き、よく寝る生き物です。健康な身体のためには、健康な食事は不可欠です。体重の増えが悪かったり、食欲がない場合は、何か病気が原因であることもあります。まずは早めに気軽にご相談ください。
低身長
低身長は、多くが家族性や特発性低身長といって問題のないものです。しかし、一部に病気による症状であったり、成長ホルモンの分泌不足が原因であることもあります。治療できる場合もあるので、低身長でお悩みの場合はぜひ相談ください。
肥満
肥満は長期的に身体の健康に害を及ぼす危険性があり、子どものうちに改善しておきたいものです。幼少期に肥満を改善できない場合、生涯にわたって肥満となり、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病になる危険性が高くなります。ぜひ一緒に改善を目指しましょう。